子どもと保護者にとって一つの大きな節目である就学。
特に発達に凸凹がある子どもの就学は約一年かけて就学相談が行われ、発達検査や学校見学を経て慎重にその就学先が決定します。
ほとんどの方が体験したことのない就学相談。
「来年度、就学に向けてどう動いたらいいのかわからない・・・」
「いつまでに就学先を決めたらいいんだろう?」
不安があったり悩まれる保護者の方も多いかと思います。
今回はお子さんが自閉スペクトラム症、知的障害を持つ保護者の方の昨年度の実体験を元に、
就学相談から特別支援学校に入学するまでの流れをご紹介します。
大きな流れは次の通りです。
※各自治体、お子さんの状況により就学相談の流れは異なります。一例としてご参考にしてください。
就学相談説明会
6月中旬に市役所で就学支援説明会があります。
(4月末頃自治体からお知らせがあります。
自治体のホームページにも記載がありました。)
内容は
・これからの就学相談の流れ
・特別支援学級、通級指導教室の概要説明
・特別支援学校の概要説明
・就学相談①の日程決め
他、質問等
学区内の小学校の支援学級の見学(9月)を希望する場合はここで申し込みがありました。
就学相談①
6月中旬、就学相談の1回目が教育相談センターでありました。
・現在までの子どもの発達について
・かかりつけ医師と就学先について相談済みか
・発達検査を受けているか
・療育手帳を取得しているか
・なぜ支援学校を希望するのか
など話がありました。
支援学校を希望の旨を伝え、学校見学などに参加するよう話がありました。
30分ほどで終了しました。
特別支援学校見学
7月中旬、特別支援学校見学(各自で事前申し込み)
親のみの参加で説明の後に校舎の見学や質疑応答がありました。
実際に生徒が活動している様子を見せていただくことができました。
就学相談②
10月中旬、就学相談2回目(最終)教育相談センター
・最終的な就学先の意思確認
・支援学校見学時の子どもの様子
・提出する支援学校の就学相談表の説明
などがありました。
10分ほどで終了しました。
就学相談表提出
10月末までに就学相談表(支援学校へ就学を希望する旨を書いた書類)を市役所に提出します。
診断名、発達状況、希望する理由などを細かく記入して期限までに提出しました。
特別支援学校説明会・体験
12月中旬 特別支援学校説明会・体験
個別面談(子どもの様子、心配事など)、バス停の相談あり。
その間に子どもは親と分離で体験がありました。
学校に着くと担当の先生が出迎えてくださり、安心してお願いすることができました。
入学決定通知が届く
この通知をもって正式に特別支援学校への入学が決定します。
特別支援学校入学説明会
2月末 入学説明会がありました。(親のみ)
・学校の方針や授業の内容など
・細かい持ち物のお知らせ
・通学バスの顔合わせ
などがありました。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最終的に就学相談は2回、特別支援学校の体験は1度のみでした。
各所への申し込みや書類記入、見学や検査などタスクも多く、1年を通して大変なこともありましたが、これまでの子どもの成長を見直す良い機会になりました。
これから就学相談のお子さんと保護者の方の、少しでもご参考になれば幸いです。